読書メモ。
2012年3月26日 - 2012年4月1日の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1963ページ
逆にやりきった感で清々しい。
メモ自体は若干違うラインナップです。百年文庫抜いたりシリーズまとめたり。
『6―ゼクス』来楽零(ラノベ)
最後まで安定しっぱなしのクオリティ、大満足。
安定感自体は良くも悪くも、な側面もあるのでしょうが、(予想はけして裏切られない、まっすぐに王道)まあ、斬新な刺激に飢えてるティーンでもないので(笑)。というかヒロインが24歳の時点でティーン向けではない。外見はロリですが。大好物です。
百合じゃないけどあの女の子ふたりの依存具合も大変おいしかったです。ああきっとこうなんだろうなという展開で結末を安定のクオリティでやってくれるんだから幸せ。
そして何より続刊の気配に大歓喜する。待望でした。
『ショコラの錬金術師』高見雛(少女小説)
うわ、これ、好きだわ……と唸る。ひとつひとつの要素がいちいち好み。
普通なら親友ポジな真面目世話焼き優等生、がヒロイン。お相手はおっさん(笑)。やってることはちゃんとかっこいい人だけど、これもティーン向けじゃないよなー。
あんまり菓子作りや錬金術要素はなく、日常と謎系で話は進み。腐女子回路に足を突っ込んだ妄想時空でなら本来は主人公だったアニカ(爛漫系天才少女)とイルゼは百合でおkです。終盤の友情とか大変においしいです。このあと学園で育まれる友情を想像するとたまらないですナチュラルにいちゃついてそうで。
『ひきこもりの彼女は神なのです。』すえばしけん(ラノベ)
3月中に一気読み。追いついた、と思ってたら新刊出ました流石にまだ読んでません。
梨玖のヤンデレ方が大変好みでごちそうさまです。そうそう、「あなたがすべてだからあなたを形成する全てを受け入れる」的な……、ね。恋愛相手まで含め。現状亜夜花含め、束になっても叶わないのも事実だしなあ……w
3巻のオチもよかったなあ。びっくりした。コータでそうくるとは、うまいなあ、としか。
『恋のドレスと陽のあたる階段 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』青木祐子(少女小説)
荘厳なBGMがサザエさんだった、の喩えに爆笑する。ハクニール家、面白すぎる……w
鉄板のエピソードがとても好きです。頑なさと甘さ善良さが、ああシャーロックが育った家なんだ、というのがしみじみわかってよかった。定番のいびられネタを安心して読めました。ここでなら、きっと大丈夫。そしてパメラとリルは癒し。
『星海大戦』元長柾木(小説)
初・青海社FICTIONS。壮大なプロローグ。
過去編はどちらも面白かったけど、まだ、現在の彼らがうまく把握できず。
『Don't touch me』一穂ミチ(BL小説)
BL。小説としてすごく好き。反面私がBLに求めてる物からはかけ離れてました(笑)。
状況も変化も、ひとつひとつが、気持ち悪いくらい丁寧に作られていて。好みじゃない部分があっても、そりゃこの状態なら、こうするよなあ……というのが痛いくらいわかってしまう。
一般小説書いてくれないかなあ……無理か。少女小説レーベルに進出して欲しいわけじゃない。
『ともだち同盟』森田季節(小説)
食わず嫌いでしたが『ノートより安い恋』を買う前の下準備として(笑)、『不動カリンは一切動ぜず』を読んでハマりました。どちらも導入を乗り越えれば一気。
崩壊するしかないことが最初から見えていて、実際どんどん崩れていくのに、その方向性が予想通りにはいかず、捻れてどんどん気持ち悪い世界に入り込んで行く。魔女という記号の使い方。こういう依存は逆立ちしても書けないので、憧れの領域。
エピローグはただ堪能。堪能できたことが、ただ幸せ。