読書メモ。
リハビリリハビリ。
『空を引き寄せる石』蜂飼耳(単行本/エッセイ)
「テーブルの下」が何だか凄く好きでした。今まで考えたことはなかったし同意できるとは言い切れないけど、こういう考えをしてしまう人が自分は好きです。
「生への集中が、宙に透きとおる道をひらく。羽音は、絡まり、ほどけ、夕刻、しまわれる。」
こういう表現を(しかもエッセイでw)さらっと書いてしまう人もとても好きです。
『世界音痴』穂村弘(単行本/エッセイ)
読んでると彼の駄目人間さが嫌なところにはまって、どんどんと鬱になれます。
なんというか……属性とか萌えとか、そういうフィルタを通しようがないリアル駄目さが滝になってるというか。わざわざ好き好んでそれにうたれる必要もないんですがページをめくっちゃうんですよね。いつ自虐自己嫌悪にすり変わるか怯えながらの観賞。
タイトルが全てをあらわしているような。コバルトだということと合わせ色々察して下さい。
吸血にまつわるエピソードの捻り方がとても好みでした。恋愛面やストーリーがド直球だから余計に際立ってました。ご主人もいい人じゃない。
裏切りのターン……というよりは伏線のターン?
美少年×姫様を一押しで応援してます。心は通じあったんだから、さあ……!