読書メモ。
今年中にあと2つ(生誕と百合選)……書けるかなあ。
『太陽の庭』宮木あや子(単行本/小説)
まさかの『雨の塔』続編。
いやー閉じた世界で血縁因縁因習どろどろでとても好みでしたが一緒に前作の楽園も壊す必要はあったのでしょうか……。
うんでも翻弄される兄弟愛って素晴らしい(笑)。完結してるのは片方の世界(つまり思い込み)だけだったとか、余計に。
百合姫はこっち系統で行って欲しいなあ。『野良女』の彼女たちだって好きですがー。
『野良女』宮木あや子(単行本/小説/オムニバス)
……と書いて、野良女補完してないんじゃないかと思ったら案の定でした。コメディを越えてギャグ小説です。全体的に下品。あからさま過ぎる痛さが段々癖に……なれるかで評価は相当変わるだろうなあ。その実相当重たいネタも多いですし。多重的にぐさぐさ刺さってメンタル崩壊しかけ(る錯覚を味わえ)ましたとも。浮気不倫二股××も上等……ええ好きでしたよ(笑)。
『あなたがほしい je te veux』安逹千夏(文庫)
百合的ハッピーエンド! 万歳!
個人的には大変おいしい展開ですが、案の定男女関係はがっつりございます。むしろ描写は男女がメインですよね仕方ないよね。視線、というのかな、はねっとりと百合で、むしろ相当な粘着で、人によっては依存の方に見えるやも。
どうせ好物。
『蒼空時雨』『初恋彗星』綾崎隼(文庫)
どちらも割と最新刊のうちに入手、読了。
メディアワークス文庫では綾崎隼が一番好きです。『ガーデン・ロスト』も『すべての愛がゆるされる島』も大好物でしたが、「紅玉いづきの現代物(しかも女子校)……!」とか「杉井光やっぱ好きだ」と言った類であってメディアワークス文庫としての評価ではないんですよね。初夏の三作目(永遠虹路)も楽しみです。
……と書いて半年以上放置した自分乙。『吐息雪色』すら買いましたよまだ読めてませんが……!
『戦う司書と荒縄の姫君』山形石雄(ラノベ/異能バトル)
うっわあこう来るか。
ファンタジー世界だしどんでん返しになるかなーという甘い期待はこのシリーズに求めるのが間違ってましたはい。そして勿論大好きですノロティ。
「追想の魔女」は補完し忘れ。あれも良い痛さだったなー。刺さり具合抉り度合いは今回の方が遥かに上ですが。
『レンテンローズ』太田忠司(ラノベ/ミステリ/中篇2話)
ミステリ風味なファンタジー。いわゆる富士ミス。(なのか?)
帳尻合わせな後始末のつけ方が容赦なくて好物です。1話目のほのかな希望エンドも好きですが……! 空気百合余裕でした。
『クロス ~月影の譜~』毛利志生子(ラノベ/ミステリ?/吸血鬼)
探偵物というよりは冒険物。
含有してるファンタジー成分が好きです。もっとメインにならないかなー。とは思いますが風の王国進む方が勿論嬉しいですハイ。
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸』入間人間(ラノベ/ミステリ?)
噂のみーまー。噂になったの何年前だ。
この厨二成分はたまに摂取すると幸せになれる(笑)。というわけで気長なスパンで読みます。たぶん。主人公バカップルだし。
分類するなら姉妹百合。昔大好きな二次創作があったので逆輸入。ほのぼのと四コマ。
しっかり者属性の子が贔屓になるのは不可抗力。