読書メモ（387）

『ホラー女優が天才子役に転生しました(2)～今度こそハリウッドを目指します！～』鉄箱（ガガガ文庫）
いま一番楽しみにしてるかもしれないラノベ。２巻もめちゃ良かった。
タイトルどおりの現代→現代間での転生ものですが、スパンが十数年で同じ業界＝前世の繋がりがまだ色濃くあり、なおかつ前世が家庭環境やド貧乏からくる不遇だったというマイナスなので本人は努力の人で人望もあり才能も認められる人には認められていたという、こんなの関係性と因縁オタクが好きじゃないわけが無いよねという。好きじゃないわけがない上に今生はちゃんと幸せで周囲にも恵まれ、でも不穏要素はないわけじゃなく、それらは概ね関係性と因縁からやってくるという、これで落ちないわけがないんですよ……前世でも今生でも完全人たらしだもんな……！　今生は基本幸福ベースだし前世ネタはだいたい美化込みのヨイショされてるしでCまあひたすら心地よくもあるわけです。いやー気持ちよかった。子役仲間とも順調に友愛を育み、家族や使用人とも仲が良く、前世繋がりには繋がりをやたらと大事にされ。ね。あ、前世記憶故の奇行の両親解釈には笑いました。うまい。