読書メモ。
2013年1月14日 - 2013年1月20日の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2218ページ
ごった煮。
概ね読んだ順。
『千の剣の舞う空に』岡本タクヤ(ラノベ)
『武装中学生』が面白かったので作者遡り。デビュー作、オンラインRPGと高校生活。
ヒロインとの恋愛もさることながら、友情に代表される青春がどれも凄くて圧倒される。
「今は本当の友達なの」のエピソードが特に……これは卑怯だろう…。
実際のイジメでは云々というのは脇に置いて、凄い。主人公の拳で語るあれも、エピローグでの不器用な第一歩も、良かったけど。「彼女」の話の掘り下げが見たいので是非続刊…して欲しいけどどの角度からやっても蛇足になっちゃうんだろうなあ…。
『燦 3 土の刃』あさのあつこ(時代小説)
もう続刊は若様の戯作執筆記オンリーで良い…。
ごめんなさい、BL風味な少年の葛藤に甘っちょろさ、お家芸なのは分かってますが時代背景から浮き過ぎててついていけません。
『本日の騎士ミロク 10』田口仙年堂(ラノベ)
完結。ちゃんとおかえりエンドなのね。
『聖鐘の乙女 黄昏色のリボンと白鳥の唄』本宮ことは(少女小説)
大攻勢続行中の王子。いい加減自覚したアティ。そしてきな臭い王宮。
不器用なネイトさん、嫌いじゃないですけども、この揺れ方は…うーん。つくづく女の敵だ(笑)。
『少女サテライト 1』はみ(百合漫画)
つぼみ発の百合漫画、ですが百合要素は妄想時空。女の子しか出てこなくはある。
桜のお土産、胡蝶の夢、薬屋へお使い。「一言相談してくれれば」みたいな微妙な感情の綾がもっと見たい……ので、裏持ってる年長者たちのこれからに期待。
『書店員あるある』書店員あるある研究会(新書)
本屋(他店)で衝動買い(笑)。
今月のミーハー枠は『女子会川柳』予定のはずだったんですがおかしいな……。
あるある、の中身は王道の範疇。うちは典型的な「普通の街の本屋」なので、大型店舗特有のあれこれは客視点で楽しく読む。エロ本も無いしレジも一つだし。
『ウタカイ』森田季節(単行本/百合小説)
支援買い。本誌ではスルーしてたので(文字ちっさくて変な色で読み辛い…!)実質まとめ読み。甘雪や無々のような尖り方したキャラが好きですもっと見たかったです。
スペルバトルな時点でラブレス脳になるのは世代病。(高河ゆんのぴくしぶデビュー、びっくりした…)まんま歌垣とか、潔すぎだろう…w
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』大森藤ノ(ラノベ)
GA大賞受賞作。WEB小説発らしいです知らなかった。
今時流行りのMMORPG、の雰囲気全開ですがMMOでは無くあくまで「その世界」のファンタジー。ステータスの扱いはうまいこと処理されてる。
主人公が愛されショタ少年で可愛くもおバカで可愛い。正ヒロインはヘスティアになるんでしょうか。神様周りが微百合っぽくてそっちにも期待したいんですが、どうでしょうか。
盛大に期待枠ですが、続刊出たら普通に買うくらいには面白かったです。
『彩百合 Vol.2』(成年漫画/アンソロ/百合)
先日書いたので略。
『天然純情ピーチ』赤井丸乃進(成年漫画)
作家買い。花屋シリーズはじめ、全体的に年上女子。可愛い。そしてエロ要らない…(笑)。
そろそろ百合作品出ないかなあ……ばんがいち執筆陣、百合クラスタ多いんだしさー……。
『そんな日の雨傘に』ヴィルヘルム・ゲナツィーノ(単行本/ドイツ・フランクフルト)
鈴木仁子追っかけ枠。「存在許可」を出した憶えもないのに生きているせいだ、とかいう中二ぶりと、くたびれた中年男性の現実。
感情も行動も、ひたすらにモノトーンの濃淡。灰色一辺倒のイメージなのは表紙ではなく構成のせい…と思いたい。7~9辺りの距離感が好き。