ひかり
〈見つめる〉2/5
他の話から浮いているという意味で非常に遺憾なので余裕があったらリベンジしたい。あ、御題ですよ。
拍手お返事は明朝改めて起きましたら。
突き上がる衝動が私に黒い波となり襲いかかる。嵐の夜。細い気道から生きる糧を得ようと喘ぐ私を易々と奪う。気まぐれで呼吸すら持っていかれる。気を失っても止むことのない行為は私のためのものではない。
私はあの子には敵わなかった。あの子にもあの子にも勝てなかった。それなのにどうして私が。どうして私だけが彼女の重みを知り、指先の繊細さを身体の奥深くで感じているのか。勝ち負けを物差しの目盛りにした私への罰なのだろうか。
自嘲しようとして、結果下手な泣き笑いの表情が出来上がる。うまく笑えない。うまく泣けもしない。私の繊細な部分は私が封じ込めた。聖が私に触れるから。愛して欲しいと頼むから。
周りは闇ばかり。あなたがくれた。私に縋り押しつけ赦しを乞うた。けれど私にはあなただけが光。暗い痛みしかくれないあなたはひたすらに眩しく輝いている。
――聖、
私が汚れればそれだけあなたが光り輝いてくれるのだと信じているわ。