読書メモ。
幼馴染属性はあまりないのに腐れ縁には大抵反応してしまう、そんなオタクです。何か強烈な出会いが欲しいの、か……? 「いつの間にか一緒にいた」の意味合いが両者違いますよね。
『金色の野辺に唄う』あさのあつこ(単行本/小説/オムニバス)
本領発揮! ……というか、久しぶりにきました。好きだなあこの空気。
手元に欲しいので文庫化を待ちます。重たい話の重さ加減が心地よかった。世代が絡まってずっしり来る感じ。
『風が強く吹いている』三浦しをん(単行本/小説/スポコン)
駅伝描写がどうこう以前に突っ込みどころ満載のスポコン。いや現役陸上部員の弟が面白いと言っていたのでそちらはむしろまともなのか……?
作者の楽しみっぷりに便乗するのがやっぱり正しい楽しみ方だと思います(笑)。お気に入りは生真面目コンビ。
『ハチミツドロップス』草野たき(文庫/児童書/ソフトボール)
いやソフトボールの話は殆ど出てきませんが。ゆるゆるな部活動が崩れたことでちょっとだけ進む日常。
姉妹とか家族とかに目が行くのは相変わらず。途中からは恋愛に部活というもう二本の柱は軽く流して、壊れかけた家族ものとして読んでました。チカちゃん可愛かったー。
『コンビニたそがれ堂』村山早紀(文庫/児童書/オムニバス)
「桜の声」が一番好きです(よりによって唯一たそがれ堂に関係ない話)。最初某曲が出てきたときはどうしようかと思いましたが。あっても良いよねこういうの。
最後の話にうっかり涙腺がゆるみかけた辺り歳を実感。そして解説に共感(笑)。
『HIGH SCORE 8』津山ちなみ(少女漫画/四コマ/高校生)
某赤い電車の中で笑い転げていた不審者は私です。いやでも乗車率半分なかったような状態でしたから。みんな相変わらず過ぎて嬉しいです。
来年も楽しみにしています。この人の書くクールさが好きだ。
『青年のための読書クラブ 1』タカハシマコ/桜庭一樹(青年漫画/小説原作/桜の園)
女子校でミステリで歴史物(多分)。久々にすんなりはまれたコミカライズでした(笑)。淡々とするベクトルが似てるのかなあ。
オムニバスで取り敢えず二編、ですがどちらかと言うと後者の方が好きかな。ラストで素直にやられまし。た。桃色扇子。
『おおきく振りかぶって 12』ひぐちアサ(青年漫画/高校野球)
こっちが緊張しっぱなし(笑)。
いや……展開結末は一応知ってるんですけどね。うん。じわじわと来るとまたすごいですね。
微妙な人間関係がどう化学反応を起こすかなあ、と、オタク的にも楽しみにしていたり。CP妄想は今のところしておりません。