日記

いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 本家は二次創作サイト。

(no subject)

三浦しをん祭。(とかいいつつまだ2冊だけ。)

百合姫に寄稿してたりガチなBLレーベルで腐女子エッセイ出してたりしてたのは知ってましたが一般小説もすごかったです(笑)。倒錯加減が好み過ぎた。

スポコンも好きなので風が強く~も好きですよ?

『生まれる森』島本理生

さくさく読めました。さくさく。喪失と再生の話。兄弟ぐるみで友人と仲良しっていいなあ。

普通に面白かったですがキャラ云々は全くないんで……うーん。でもこの作者追いかけてみようかな、と思うくらいにはよかったです。

『くらのかみ』小野不由美

怖っ。

日本のいいところとかよく英語教材の題材になったりしますが、私に言わせると怪談がリアルで怖いことだと思います……。旧家とか井戸とか蔵とか、小道具だけでいちいちぞっとする。西洋のは怪奇というか血飛沫的じゃないですか。

相変わらず謎解きは出来ないので後半畳み掛けるように犯人を見つけていく子供たちに軽く尊敬(笑)。ああ、時間差。父子の座敷わらしのくだりはうまいなあ、と。何事も主観にすぎないということですね。

『秘密の花園』三浦しをん

勿論翠が好きな訳で。

彼女だけ微百合ですが一歩引いてるので厳密には永遠の悲恋。相手も翠の性格を先回りして理解してるしで旧白の距離がずっと続く痛々しさ……好きですけどね。醒めてる子が唯一(内心のみで)執着する相手が同性って良くないですか……? 結構変わった価値観だから余計そう思うのかも。

カトリック系女子校に通う3人の話。真ん中の子は普通過ぎて可哀想で最初の子はトラウマがぶり返して現実逃避(そしてその内容も何処と無く旧白っぽい/ノアの方舟とか)、3人目が彼女という中々痛い話です。私は好きです(笑)。お姫さまのくだりとか「消えてしまわないで、それだけでいいの」とか。

『月魚』

BL。幽玄、というか色白華奢な着流しとか……まあ。ぱっと見は京極堂シリーズっぽい世界かな? 単に古書店が舞台だからそう思うだけか。

もうなんか肉体関係ばりばりなのが端々から伝わってきてにやにやしっぱなし(笑)。角川文庫でそこまでやるな。「(昨夜は)熱いくらいでした」(そのあと机の下で蹴り飛ばされる)とか「艶然と微笑み、しかし瀬名垣の手をついとかわした」とか。ほのめかされると燃えます、よね!直接的な描写は流石に無いです。適度な不幸の中の幸せが素敵な感じです。このままずっと続いていくんだな、という。

あさのあつこが解説書いてて思わず噴きました。ああ……好きそう。

『アイソパラメトリック』森博嗣

長い話が書ける人を私は無条件に尊敬していますが、ここまで短編なのにひとつひとつ確立してるのもすごいなあ、と。絵本みたいな短編集。サイトの再録? とかで横書きです。好きな作品メモしていったら結構な量になってしまったので……まあ。でも首を捻るような不思議系はちょっと。

写真も中盤くらいから見ただけで笑える境地に。作者好きな人ならおすすめです。

マリア様がみてる 6・7』長沢智今野緒雪

今更で結構です。ウァレンティヌスは実は雑誌掲載時に立ち読みしてました。見開きでばんと「祥子さま」と書かれたページのルビがしょうこになってて噴いた記憶が(笑)。

漫画版は白さん家が好きです。デートの流れ、本当、良いですよね。おまけページ少なくてちょっと残念。最終巻に期待してます。

『ひとひら 1』桐原いづみ

昔借りて読んだけど買ったので記念に(笑)。でも進級してからの展開知らないレベル。のんびり集めます。

百合的には間違いなく部長組。一応あるノーマルなエピソードの諸々が霞むくらいの百合っぷり(笑)。(そもそもこのノーマルCPあまり好みじゃ……)いや1巻じゃそこまででもないかな? とはいえ敵対しつつ信頼しつつなふたりはかなりおいしい、と思います。

演劇な話ですがアニメ化したらしいですし、内容は割愛。