日記

いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 本家は二次創作サイト。

しふく

またぼちぼちラノベ読んでました。今月のブックウォーカー読み放題のラインナップいよいよヤバくない!?と思ってましたら、kindleアンリミに大量放出した裏での期間限定物だったのね。なるほど。来月末まで……にどこまで読めるかなあ……まず期間限定で消されるかどうかの賭けから入るやつな……

 

前々から気になっていた『こわれたせかいのむこうがわ』、めっちゃおもしろかった(さいごのラジオのところはもちろん、それまでの強さ・強かさがすごくいい)んですが、よりによって百合要素の部分があんまり好みじゃなくてうぐぐ。単純にフィクションにおけるあの手の性格苦手なんですよねえ……なんであの性格にしちゃったの……(そりゃ作者の趣味だろうけど……)。

ともあれ本題は近未来ディストピアな世界で必死で生きた少女の話。強く生きることを「知って」、得た知恵の使い方をどんどん更新していく様が本当に好みだったので、この成り上がり部分だけで一冊終わってくれてもよかったレベル。死の淵で観察から得るとか、知識不足で知らないことばかり流れてくるラジオから法則を推測するとか、自分の範囲でできる応用を考え実行にうつしていくところとか。格好よかった。そもそもの生き延び方、ターニングポイントでの大金を得る手段、思いの伝え方、冒険のやり遂げ方。最後の甘さまで含めていい話でした。それだけあって、やっぱり中盤登場の彼女が最初は本当にノイズなのが惜しいよなあ…もうちょい好感度あげるような出会わせ方、いくらでもできただろうに……余計なことするなこっちはフウの頑張りをまだまだこのままみていたいんだ……と思っちゃったもんなあ……

とはいえ一推しです。最後のラジオのところ、一夜あけてもいまだに反芻してる。本当ツボ。