0831

ライト文芸から出てるけどどうみてもなろう佳作な『死の森の魔女は愛を知らない』が、思いの外よかったです。あき表紙につられて買いましたいやあらすじというか試し読みはしましたが。期待した事象が期待したとおりにさらさらと時折湿っぽく書かれていてそれが最後まで貫かれて大満足でした。奇抜なことは何も起こらず、逆にささくれるような描かれ方も一切無く。義母のあれとか祖母のあれとか……ね！　湿っぽくけれど心地よく。やるせなくはあるんだけど感情としてはとてもいい結末。主役の3人もとてもタイプでした。いい造形だ……　あとがきによると続刊の目がないわけではなさそうなので気長に待とうと思います。少女小説らしく結婚エンドでもいいので。どうか……。