読書メモ。
2012年5月14日 - 2012年5月20日の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2810ページ
先週の。メーターには反映されませんが隙間時間に取った国文学の授業がすごく楽しい。明治文学、も、読みたいのがいっぱいあるなあ……(まあとりあえず泉鏡花全集からですが……w)。
『打ちのめされるようなすごい本』米原万里
3日間くらいずっと読んでた気がする。読書日記の終わり方が、ああだからこそ強烈。
大変面白かったので、すがまだ探書メモ攻略までは至れず。とりあえず目論んでおきますが……夏休みだって有限なことくらい本当はわかってます。解説ふたつも好き。
『本が好き、悪口言うのはもっと好き』高島俊男
字義だの誤用だの好きな領域が多くて楽しかった。書評よりそういうエッセイ的な部分が収穫。支那とか。
学術界裏話もよかったなあ。大漢和にはお世話になりました。
『いつのまにやら本の虫』『朝茶と一冊』出久根達郎
ひと月以上前に読んだ類似本もついでに補完。古本屋の道楽エッセイ。
『モンテロッソのピンクの壁』江國香織
絵本。巻末エッセイの金原ひとみが良い仕事し過ぎである。というか私得すぎるコラボである。
『スワンドール奇譚 魅惑の饗宴』剛しいら
働く少女は良いものです。このシリーズ、巻を経るにつれどんどん苦境への解決シーンが生ぬるくなっていく気がしますが(笑)。
『翼を継ぐ者2 紋章の騎士』九条菜月
謁見の数々は王道に気持ちよく。娼館に匿われ部分を大変楽しく読んでいたらラストの二人目の契約……が!
滾った。このシーン読み返すために、(そして今後の活躍に期待するために、)手元に欲しいなあ……。
『神無き世界の英雄伝2~3』鴨志田一
面白かった!ですがどうみても終わってない。
むしろ明解に打ち切りではないからこそいつまででも続きをお待ちする方向で。まだ男ふたりの対決とか女ふたりの対決とか(笑)はじまったばかりじゃないですか。
『シスター・ブラックシープ3 薔薇と聖歌』喜多みどり
神風怪盗ジャンヌ的な(笑)男装少女を巡る悪魔と神父のラブコメディ。むしろ男性陣がラブコメってる乙女的な意味で。そして微百合要素が混入されてテンションがあがる。性別バレしたあとも好きとか、ヒーローたち差し置いて真っ当に彼女を助けてるところとか、良いじゃない。今後も密やかな活躍をしてくれますように。。
『ヴェルアンの書 シュ・ヴェルの呪い/祈りなき楽園』榎木洋子
あきさん挿絵。すごい好み……なんですが続きが……。
侍のいる、ちょっとした魔法もある、中世ファンタジー。女剣士たちがとにかくそろってかっこいいんだ……いや剣士じゃなくてもかっこいいか。母上とか宿屋の女将とか。
『緑のアルダ 石占の娘~旅立ちの丘』榎木洋子
第一部……という分け方は実際にあってもうちょい先で区切れるそうなので1st seasonというべきか、まで。王族側が出てきてから俄然面白くなってきました。
あの方、が、見る角度によって変わりすぎていて怖い。納得はできるのだけれど。