読書メモ。
守備範囲が広いようで狭い。
『だりや荘』井上荒野(単行本/恋愛小説)
三角関係……よりはもう少し複雑な、でもとても単純な泥沼の話。
旦那が最低なのにいやみでなく好青年に見えるのはいつも真摯だからだろうな。姉に手を出すんだからそれはもう裏切りなんだけど。皆憎めないまま別荘の日々はただ過ぎていきました。
『吐息の成熟』神崎京介(単行本/官能小説)
不倫……がばれた夫婦の仲直り旅行。
冷房の入らない教室で講義中に左右と後ろが爆睡してる中、真顔で読む自分。
前のは勝目梓さんかー次は誰にしようかな。ぎすぎすは苦手なんでその前にもうひとつこの人のを行くか……でも精神世界の描写偏重が好みな辺り、ハーレクインにしとけよって話だよなあ……。
『雛の鮨』和田はつこ(文庫/時代小説/オムニバス)
捕物帖?ってこういうのなのか成程。
その昔司馬遼太郎を3.5冊で挫折したり時代劇が未だにトラウマだったりする自分には疎い分野です時代小説。
全体的にあっさりとトントン拍子な印象。
前評判からの想像は見事に裏切られました。
でもこの雰囲気好きだなあ。不思議な読み応え。
『桐原家の人々』茅田砂胡(新書/小説/家族コメディ)
全4巻。元々はBLレーベルで出してたシリーズなのでほんのりそんな要素もあるようなないような。
ぶっ飛んだ家族関係とか人間関係が相変わらず好みで楽しいです。ファンタジーだからこそ爽快。
『グラーレンの逆臣』雨川恵(ラノベ/ファンタジー)
政略結婚で合法ロリなファンタジー3冊目。
これはもしや成長するまで手を出さない展開かwちびっこ恋愛も可愛かったですけどー。