読書メモ。
田中芳樹すぺさる。
『紅塵』(文庫/歴史小説/中国宋朝)
子温 梁紅玉
とだけ書かれたメモが残っていました。ていうか読書メモのためのメモって何よ。
母の女傑ぶりがとにかく頼もしいやらかっこいいやら。そしてそれに負けてないバカップル具合も凄かったです(笑)。主人公もちゃんとかっこいいのに絶対負けているw
『奔流』(文庫/歴史小説/中国南北朝)
モチーフとなった戯曲が悲恋過ぎる……あああ。
中国の対外問題って、本当遊牧騎馬民族がメインだよなあ。戦局全体を俯瞰する壮大な視点と各個の戦闘、どちらも十二分に楽しめました。そりゃあ双方、更には個人各々に違った事情があるよなあ。絡み合って悲恋になってしまうところが……切ないですが……。
『ブルースカイ・ドリーム 田中芳樹初期短編集』(文庫/小説/短編集)
後味の格差が酷いw
「懸賞金稼ぎ」が一番好みでした。……こういう少年が好きなんですよ。
『戦場の夜想曲』(文庫/小説/短編集)
なんかひとつ上の本と被って収録されてるのがいくつか。出版社を跨ぐとこういうことも有り得るわけか。ご存命の方の作品では初体験です(笑)。
表題作のような時間軸には大抵やられます。私の原点は火の鳥。それから児童書。SFも読みたい願望は有るんだけど翻訳本は苦手意識があるんだよなあ……。
『銀河英雄伝説 外伝5』(文庫/SFファンタジー)
短編集。これ文庫のバージョンによって順番とか違うんですね。私は一番新しいシリーズです。創元SF文庫だったかな?
若かりし日の彼らの一寸した事件。とか。もう当然のように面白かったです。出会えて幸せでした。有り難うございます。(と間違いなくここを見てはいない某サイト管理人さまに感謝を呟いてみる。)
『纐纈城綺譚』(文庫/小説/中国唐代)
なんで纐纈が出て綺譚が出ないんだよこの携帯……。
とある古典の補完解釈、とでもいえば良いのか。カニバリズム込みで生き血滴るサバト云々を派手にやってらっしゃいます敵組織は相当にグロかったです。血染めの布が文字通りとかね……また描写がいちいちリアルなんだよな……。
ラストには笑いました。珍しくも恋愛要素が枯渇してる(絶対グロ方面に吸い取られたに違いない)話だと思っていたら!
『西風の戦記』(文庫/架空歴史小説)
あー成程、ビザンツ帝国ねw
ロマンチックなファンタジーは大好物です。因縁の暗さは相当なものがありますが悪役がしっかり悪役してくれたので割合気持ち良く読めました。
異世界トリップものなので一応現在と繋がりは有りますが十二国記やナルニア国レベル。ラストですっきり。
『運命 二人の皇帝』(文庫/時代小説/中国明朝)
原作は幸田露伴。
どこまで色がついてるのかはわかりませんが頭の中で色々繋がってすっきりしました。語呂で覚えたりするよりよっぽど早い。
賢帝が狂って行くところを見るのは中々にきついものがあります。ある程度は善悪割り切れる話が好きなんですよね。だから秀吉も苦手なんだ……。
『創竜伝1 超能力四兄弟』(文庫/バトル/ファンタジー)
ラノベ古典……なのか?
どう転んでも外れにはならないと思うので続きは暫く積んでおきます(苦笑)。今これ以上はまるわけにはいかない。