読書メモ。
kissに載ってたのだめの展開に、それで良いのかと盛大に突っ込んでしまいました。
最新刊はまだ買えてません……orz
『学校の青空』角田光代(文庫/短編集)
思春期少女たちの痛い春詰め合わせw
パーマネント・ピクニック:中学生だ!(笑)一度はやりたい自殺未遂。
放課後のフランケンシュタイン:攻めっ子は反撃に弱いという話。え、だいぶ違う?
学校ごっこ:こういう話が一番怖いです。ゆるゆるとエスカレートしてく様とか本当勘弁。
夏の出口:遅れてきた反抗期というかモラトリアム。普通への憧れと特別への憧れ。
『えりなの青い空』あさのあつこ/こみねゆら(文庫/小説)
絵本か児童書として分類かな、なんて思ってたらこれ新聞連載だったそうで。癒しってどこの世界でも需要あるんですね(笑)。
最後まで道徳的に突き抜けないで済んだのは主人公のおかげ。いたいたこういう子、という気分になります具体的な人名が思い出せなくてもw
私もすっかり忘れてましたバレンタイン。
緻密に計算されつくした世界なのだろうけれど頭を空っぽにしていても楽しめる素敵設計。この独特の語り口、だんだん癖になってきますね。そろそろみんな可愛いよ時空に迷い込んでます。BL的にも百合的にも中々発展を見せたジャンルではありますがでも個人的にはノーマルで良いです。CPは問わない感じですが。
『マリア様がみてる リトルホラーズ』今野緒雪(ラノベ/百合/短編集)
菜々可愛かった!w
暫く前から公式同人誌のノリで楽しんでるマリみてですので(笑)、どんな展開が来ても大抵受け止められる自信がありますが順調に年繰りですか。先代三人と立ち位置がしっかり似てましたよね。
ほんのりSFな短編、ラノベらしくないけど一般文学ほど固まってもないよなーと思ってたら、とあるサイトさまで「児童書っぽい」という記述を見かけておおいに納得。生活圏じゃないか(笑)。私は楽しめましたよ。
『幻影奇譚』いなだ志穂(少女漫画/ノスタルジック・サスペンス)
あ、分類は案の定あらすじからですw
無印が一番好みでした。連れてく側ついてく側置いてかれる側。こう、約束や別離の使い方がね。
次点は鬼哭。勘違いからの怨念と浄化。成仏とまではいかないのがまた面白いところです。
泉鏡花の『草迷宮』のイメージ、とあとがきにあって、おお、と思いました(笑)。似てるかはともかくとしてね。
『0の奏香師』由貴香織里(少女漫画/ミステリ/香水)
安心の由貴さまクオリティ。ゴシックというには今回は毒が足りなかった(ですよね?)。リラの伏線には流石に気づきました。某マリみて二次創作で知った気がしますが(笑)。
孫引きに便利そうな話だなあなんて思ってしまいました。香りと記憶の親和性はかなり高いですよねえ。狂気と錯乱も期待通りのクオリティw