読書メモ。
3月寒い。真剣に寒い。ひな祭りなんて雪降りましたよ……ホワイトひな祭りとか聞いたことないよ……。ていうか春。春をください。
グレゴーリーだった(笑)。
あのイワンがかっこよくて、こういう感情的論理主義者好きだなと再認識。割とずっと宗教でしたが本職の彼の評価は少しばかり落ちました。その狡さは男が恋の駆け引きに使っちゃいけない。
『仏果を得ず』三浦しをん
いつぞやのエッセイで文楽をたいそうな色眼鏡で見てた気がしたんですが、昇華されるとこうなるのか(笑)。ちょっと予想外の雰囲気で吃驚しました。ニュートラルすぎない?というか。
相変わらず素敵なキャラの個性。さらっとどろっとな三角関係の結末はそれでいいのか、それでいいのか……? まあ本人たちが割り切って幸せならいいのかな……強い母娘ですし。主人公より仕事、なにより娘。素敵な優先順位w
『中原の虹』浅田次郎
文庫版全4巻。
そういえばいつだったか友人がはまっていた、と中盤後半に思い出す。彼女の感想が、読んだ記憶はあるのに具体的に思い出せなくてすっきりしない。馬賊に誇りをかける男たちの話。
こちらも文庫で全4巻。読んだのは夏頃。最近メディアミックスで再び話題になってるみたいですね。それより夏が恋しいでs
『中原の虹』より好みでした。どうしようもなさがぼろぼろになるまで自分を追い込んでいく方面に遺憾無く発揮されていて(笑)。はいはい自己犠牲。がんじがらめを選ぶひとたち。
あの人もあの子も、虚構なのはわかってますよ。
『孔雀の羽の目がみてる』蜂飼耳
詩集より他のエッセイより先に読んだのに放置されてました。ので補完。エッセイです。
「そんなまっとうな意見が自分のなかから沸きあがり背骨にそって流れ落ちる。するとなぜかへんに汚れた気もちになり、見ればなお四方には、山並みがある。」
「完璧な一瞬がおとずれた。」
こういうのをさらっと「書いてしまえる」ところがストライクなのです。この前も同じ主張をしましたが。
初森見。
きらきらしていてめまぐるしくて、たのしかったです。
おばかな青春っていいね。ばかだから青春なんだよ。
ここまでやっていいのかネタがいっぱい、な王道ラブコメ。いやーこのまともな王道さがかえって心配を助長しますよね。ええ勿論るーかわいい。記憶残ってる幼児化おいしい。