読書メモ。
好きだーって叫ぶだけで良いじゃない、と、たまに思ったりもします(笑)。
『サロメの乳母の話』塩野七生(文庫/短編集/古代神話ギリシアローマ)
あー成程『春の目覚めは紫の巻』(田辺聖子)の系統かー。
登場人物たちに直接釈明させているのが面白いところ。表題作と後はネロの弟かな、が良い解釈でした。話としてはブルータスも好きでしたけどね。
最後のオチには笑いました。
『猫泥棒と木曜日のキッチン』橋本紡(文庫/小説)
ああ、確かに「誰も知らない」に似てる、かも。
でも淡々とした絶望よりぼんやりとした希望の方が幸せな心持ちになれますよね。
『そばかすのフィギュア』菅浩江(文庫/SF/短編集)
「小鳥を飼う人間は、小鳥よりも幸せだろうか。」
嫌味なくさらっと書かれた文章が読んでいて気持ち良い。
『ガンズ・ハート 2 硝煙の女神』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー)
エズオル編終結。
良く考えれば真っ直ぐに王道ストーリー、ですがこの疾走感と相まって……うん、好きだなあ。恐らく近未来設定なのに中世風ファンタジー。
『はやて×ブレード 11』林屋志弦(青年漫画/チャンバラ/百合)
オールスター!
会長のフリーダムさに最早違和感を覚えないあたりしっかり林屋節に染まってます。フォロー役の突っ込みも絶妙。そして白服戦が楽しすぎて楽しみすぎる。
卒業、そして進級。
しかし初々しいなあ。部長組は幸せに百合エンドということで、これからは純情男女CPのターンですね! 劇中劇は……えーと……女装に期待ということで。
キメラに遺伝子操作地下組織血の呪縛と聞いて想像出来るストーリーを思い浮かべて頂ければ多分間違って無いですw安全牌だとも言えるのでそれはそれで良し。
絵柄として身体の肉付きが大変好みな上に虚ろな表情盛り沢山で正直ただの俺得物。ネットスラングってたまに無性に使ってみたくなりますがのちの黒歴史感は倍増しますよね(笑)。まあ後悔は後でするものだ。
『GUNSLINGER GIRL 4』相田裕(青年漫画/義体少女とガンアクション/イタリア)
結末は決まっているからぐさぐさと……。
既にちらつく崩壊の萌芽の見せ方がまた凄いよなあ。
『バス走る。』佐原ミズ(青年漫画/短編集)
……なんかもう、好き過ぎる。どうしようもないですね。
がっつりと作者巡りしてこようと思います。