日記

いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 本家は二次創作サイト。

綺麗なドレスじゃ 満足できない

更新おやすみ。
合同誌のお誘いに直接お礼を言いたかったので、週末、夜戦無用にお邪魔してきました。本当、すごい機会を、どうもありがとうございました……
私はともあれ、とても良い合同誌でしたので。赤翔好きな方は是非。しあわせ成分もたっぷり、それから、ふたりともやっぱり「一航戦旗艦二代」でありそれでいて「女」であり感情をもった生き物であるという話に溢れていて、あああこのふたり好き……! と再実感しました。
「最適解では無いのだろうけれどだって貴女を愛してしまった」っていうのがうちのふたりの根底なのですが、……他の方はやっぱり真っ向から違っていたりして(完璧に最高な最適解だったり、愛の形がすごく歪だったり、その逆にとても無邪気だったりして)、マウンティング取り合ってるふたりなども含め、自分ではとても書けないからこそとても良かった。です。

年に3桁レベルで薄い本買ってますが感想の類はここでは頑なに吐いてきませんでしたが、こんな機会もう無いでしょうし、たまには。ご縁がありましたら幸せです。

ちなみに自鎮の翔加賀は「いちばんたいせつなのはあなたではないけれど、恋愛感情をむけられるのはあなただけなの」で、したが、まさかの加賀さん轟沈により悲恋枠になってしまったのでそこで書き手として折れてしまいましたね……本来単発だったはずの瑞加賀が代わりのようにずるずる続いて、彼女たちは「すきになってごめんなさい」がテーマ?ですかね……必然も運命も無かった、だけど好きなのよっていうのがはやブレくらいからのブームなのかもしれません。

 

以下、7/5追記。他参加者様の感想というか好きなところ書き出し。
……の、つもりが、なんか全体的に感謝を捧げてるだけになりました。ただのファンです。

 


「赤と白の処方箋」れぇ様
あの赤が、こういう形で渡された、お守りであったっていう解釈は自分のなかで全く無かったので新鮮かつ素敵。でした。
ちなみに一番のお気に入りは巻末コメント欄のずっかがで次点が折り返しイラスト表紙側だったので、漫画が素晴らしかった……!のは大前提の上で、この人の、一コマモノがやっぱり物凄く好きだなあと。再実感しました。

「月下の君」ソラ様
この人が空母(特有?)の闇な部分を書いてくださるなんて……!と赤城さんのモノローグを拝む勢い。最後の爽やかさは流石の領域。
「わたしも好きよ」の赤城さんのものすごく柔らかな表情がとても好きです。

「閑古鳥のたまご」sui様
赤城さんの、「あの」顔が完璧としか言えず、……最高でしたね……しばらくこの表情を思い返すだけで生きていけますね……
最終ページの、畳み掛けるような展開(もう定まっている結論へ雪崩込んでいく展開)がまた完璧で心地良い……そしてあの顔に戻りたくなってしまう……

「欲」猫村様
この手の押し倒しやキスをせがむ体勢に死ぬ程弱いので(ただのフェチなので)、それだけで。この人の赤翔で見せる赤城さんの横顔で切り取られる悪い目つきが死ぬ程好きなので(ただのフェチなので)、それだけで……もう……
他のイラスト等から勝手にあんまり独占欲のなさそうな赤城さんだと勝手に思ってたので、その発露は物凄く嬉しかったです。

「改めたときもデザインは頑なに変更しませんでした」koike様
かわいくも切実なお願いである一幕。願わくばこの続きを是非……!
「服装より何より強くなりたい」といった翔鶴さんの未来が、デザインを変更しなくてああである、というときのふたりの会話はどういうものなのか、とても気になりますし(勝手ながら)とても素敵なものになる気がするのです。

「かわいいひと」mika様
翔鶴の髪と、鉢巻の後ろが垂れて、かかっている最初のページのあの後ろ姿にとても興奮しました(正直)。この人のモノローグ、いつも、とても素敵なんですよね……台詞と混ざって、背景と混ざって、そしてふたりすらが埋もれて行く筋立てに完敗。3ページ目の、赤城さんの、囚われて堕ちてしまった諦念から選択した表情がほのかな笑みだというところがまたすごく良い。

「春を呼ぶ鶴」くろず様
赤城さんの方が包み込む側だ……! なにこれすごく萌える……!
幕間で何を致していたのか盛大に邪推するのは邪推ですが、「お姫様っぽく」のところが本当、あたたかくて、しあわせそうで、そうかこれが翔赤でのハッピーエンドのひとつのかたちなのか、とすとんと腑に落ちました。素敵。

「赤城と翔鶴を肴に酒を飲みたいby蒼飛」ゆゆき・にら様
不肖はやブレ時代からのファンですが、最近また更に絵柄がどんどん柔らかくなっていて、特に今回の赤城さんが、息せき切って駆けて来たところなど、好きですね……
ギャラリーに祝福された幸福が、波状攻撃でこんなにも多彩に見られて幸せとしかいいようがない。

「OL赤城さんとJK翔鶴さん」38式様
あの作品のブラッシュアップ版だ……!というだけで楽しみでないわけがなかった。
最終ページ、翔鶴がちょっと恥ずかしそうに携帯をぎゅっとしたままでこの赤城さんとキスしてるっていうのがもう……感無量でした。呼んでもいいのよ、っていう提示もさることながら、それにこう繋げる赤城さんもまた良い。確かに大人の余裕であるんだけど、大人であるだけでは出せないものであって。

「存在理由証明式」支倉薪人様
サンプルがあがったとき、ぎゃあああネタ被った……!?と戦々恐々としてましたが杞憂でした怖かった……セーフだと信じています……
赤翔で学校、というとこの方自身の学パロ(真夏に赤城さんの強引さを許してるんだけど許してない翔鶴さんがすごく好き)が真っ先に出てきてしまうのですが、「そ、そういう話じゃないですよね?」のところの掛け合いがとても楽しく、そうこうしている間にどんどん甘くなる空気に引き込まれ、最後の行、「矢を放つ」でばしりと締められて。……すごいなあ……

「首ったけ」えま様
翔赤の方だった……!ともあれ両手を上げて大歓迎です。この人の、様々な感情が綯い交ぜとなった苦しみや仄くらいよろこびにはどんなCPどんな関係性でも引き込まれてしまう……赤城さんが完璧に大人なのに、欠損などまるで無いようであるのに翔鶴に絡め取られて行きそれを自認しながら溺れている様を、翔鶴視点から見せつけられて、やっぱり今回も陥落しました。視点の向こう側にいる相手を、崇拝と共に見下してるような主観を見るのもまた好きなんだろうなあ……

「そして私の胸の中、あの子の隣に貴女がいる」Lua
あの作品のブラッシュアップ版だ……!というだけで楽しみでないわけがなかった。(2回目)
少しずつ、少しずつ変わっていく事々の描き方がやっぱりどうしようもなく素敵で好きだなあと再実感。ぱちん、と大きな出来事が入り込み、そうして物語は進むのだけれど、それさえも最後には日常のひとつ、思い出のひとつとしてきちんと収まってくれる安心感は今回もとても心地よかったです。

「白い黒船」メルコ様
Grafのターン!!……赤翔アンソロでさえなければ最後にかっさらわれていた気もする(笑)。
Grafだからこそ言える赤城さんへの容赦のなさがいちいち面白く、赤城さんの甘え方が不器用でこれまた新鮮かつ可愛らしく、彼女に一刀両断されたパフェの件やただの二日酔いではない理由、お願いの中身など、無粋とは承知しつつもっと見せてください……!という気持ちで一杯です。


住吉様のイラスト(親愛と信頼が透けて見えて素敵)ももちろん、表紙カバーを剥いだところのふたりの表情が、垣間見える関係性が、これまた理想的でした。ご馳走様でしたとしか言えないので、もし入手された方がいらっしゃいましたら是非。表紙が赤翔ならカバー下は翔赤なんだろうなあ。どんな感情から、この鉢巻を取っているんだろうなあ……