読書メモ。
なんか無性にお手軽耽美エロスが読みたいときにいろいろ積み上げたんですが、結局読んだのは乱読この上ない時に乗じてでした。
コメディもシリアスもエログロダークも全部同じ受容をしてしまう周期。なんか勿体無いような(笑)。
後半BLです。ていうかティアラとハーレクインとBLです。定番の気楽さ。
……読書メモ復活がこれからでいいのかとはだいぶ思ってます。普通のラノベは多すぎてとっかかかりが掴めなかったんですよ……やっぱり最新分からくだるかな……。
ティアラ。
『セルリアンの空の彼方に』津島零
伯爵と仕立て屋の娘。絵描き見習いとパトロン。そういえば授業で「パトロナイズ」の訳語検討中に「……囲う?」とか寝惚けたこと言ったら「それは対象が非常に限定されてます」と返されたっけな……うん、疲れてたんだよ……。
他にも支援されてる子がいたり、色々いやな教師とか、お約束にどろどろの舞台をこれでもかと用意して現に当て馬の山が出来てましたが描写が全然どろどろしていない(笑)。全てさらさらと流れていく。逆に楽しかったです。楽しめました。すごいなー。
『海賊と姫君』花衣沙久羅
まずイラストが大変に好み。最近割と人気でもある系統……ですよね。幸せですがあんまりラノベ挿絵には起用されない、ような。マンガで全編に渡って向き合うには体力使うんですよねこの系統……好きですけどもー……。
タイトルそのまんま、海賊と姫君で略奪で復讐で奴隷に身分詐称。うん、嘘はついてない(笑)。
彼女の弟ルカがかわいいんだよなーまた。線が細い聡明な少年はこういう現実適応能力を持っているととても素敵。
『マフィアに捧げるラブソング』わかつきひかる
あとがきにはああありましたがやっぱりあんまり女性向けじゃないような気がしました。ギャングのボスと愛人で歌姫。ジャズは最近無駄に好きなので(知識はないままですが!)ちょっとテンションがあがる。レコードと禁酒法に利己主義慈善事業。
BL。
『兄弟の事情』渡海奈穂
義理だった……w
まあ俺様無節操な兄×世話焼き健気一途な弟かつ弟の方が男女仮面カップルだったのでいろいろ妄想補完しておきました。ていうか仮面カップルにはにやにやさせていただきました。好きです。
『寂しがりやで意地っぱり』渡海奈穂
可愛かったー。年上でちっちゃくて寂しがりやで意地っぱり! 昔は攻めっ子プレイボーイだった彼が実は昔から……の一途設定は別にいりませんでしたが(笑)。好きあってからの一途ぶりはとてもおいしかったです。うん、可愛い。
はい次は渡海奈穂行脚してます。元は非BLな少女小説がきっかけだったはずなんだけどな……どうしてこうなった。
『純愛エゴイスト』藤崎都
ご存知ロマンチカの番外編のスピンオフ。年下攻好きですしね。仕方ないですよね。
そんなこんなでルビー文庫版ですが読んだときはエロとか別に……状態だったため合間の日常の方ににやにやしただけでした。3冊とも。さすがに学祭中の大学でやっちゃ不味いんじゃなかろうか……と思ったことくらいしか覚えてない……(笑)。
『毎日晴天!』菅野彰
完結……とはあとがきにないですが10年続きが出てないしまあ皆それなりにまとまってるし。な10巻まで読了。
……うん、達ちゃんに幸あれ。
貧乏くじで器用貧乏な彼に心からそう思いますがしかし彼が幸せになるシチュエーションがどう頑張っても妄想できなかった自分……(笑)。
ハーレクイン。
『わたしの黒い騎士』リン・カーランド/旦紀子
ロマンス小説、の方がいいんかな。でも「ホチキス」みたいなもんだよな……ハーレクイン。1レーベル名だけど。
かなり長かったですが面白かったです。本当にじわじわ一歩一歩でしたが逆に馴染めて良かった。盲目故の頑なさとお約束を律儀に踏み抜いていく勘違いすれ違いの数々。多分結ばれるまでにかけたページ数で普通はもう完結してる(笑)。
『ハウスメイトの心得』ローラ・ロバーツ/入江真奈
おお、アメリカっぽい。ビジネスライクな手口にイケイケで情熱的な彼女が特に。同じ積極的な女でも日本だとだいぶ書かれ方変わるだろうなー。
あとは終盤わずかに出演した彼女の家族が大変面白かったです。うん楽しくずれてる家族にも弱いことは自覚してる。