日記

いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 本家は二次創作サイト。

18-10

同人誌感想につき折り畳み。

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『決戦前夜』(合同誌)
瑞加賀小説本。
表紙絵も挿絵もおふたりらしさが存分に出ていて堪能しました。六海さんの純な瑞鶴もその裏ですぅっと影をみせてくれる加賀さんもべっちゃんさんの穏やかさとほのぼのした幸福が共存している世界観も大好き……

 


・ふたりの、決戦前夜(おおとりさん)
戦いや演習、今後の身の振り方といった事々が「提督」の存在によってちょっと新しい関係性に視点を持って語られる、終戦近くのふたりの話。(命令口調とかオンとオフの切替とかよかった。)「お父さん的な心情」って称しちゃう彼女が良いキャラしていてとても好きです。「でも私も加賀さんのこと~」って言っちゃうところも。最後は格闘戦、な賭けの展開には燃えさせていただきましたこういうの大好き……それにしても瑞鶴いろんなひとに振り回されっぱなしね。そんなところも可愛くてGJとしか言えませんが。最後のドタバタと加賀さんの開き直り方、大好きです。

・背伸びのプロポーズ(からももさん)
ひたすらに甘い恋人生活おいしかった……すごくおいしかった……第三者からにやにや見守られているのも本番自体よりそのあとのあちこちで事後特有のあれこれが示されるバカップル具合も他の人を巻き込んですれ違ってしまってからの仲直りのターンも。自己完結という解釈はなるほどな、と思いましたし解決しようとする瑞鶴の素直さ真っ直ぐさはとても良いものでした。ご馳走様でした。

・「どうしても、伝えたいことがあって」(エコーさん)
自己評価が低いが故に周囲に誤解され迷惑をかける加賀さん、もはや一種の性癖じゃないかというレベルで大好きです(自己申告)。臆病なところもこうやって吐露してしまうところも、この結末を招いてしまうところもそれでも冒頭、あの戦いで、ああいう選択をしてしまうところも、とても好きな加賀さんでした……あと瑞鶴の壊れ方もとても好きですね……淡々と、という辺りっがとても良いですね……「ひどいよ」から転がり落ちていくのがもう……
シリアス一辺倒なストーリー自体ももちろんドツボでして、帰ってきた彼女があの子と新たな一歩を踏み出したのが嬉しくもあり少しばかり寂しくもあり。そんな寂寥感込みで、良い話を読ませてもらいました。

・声になるまで(ヨールさん)
着任したときには既に加賀さんと組むことが決まっていた瑞鶴が、彼女とうまくやれずに思い悩む話。瑞鶴が一貫して、過去のことをあげつらい悔やむよりも行動して今後をよくしようという性格で動いているのがとても気持ち良かった。謝るところは謝り、わからないことはわからないといってくれるのが小気味よくって、これは、加賀さんじゃなくても絆されるし翔鶴じゃなくても自慢って言いたくなるわ……状態でした。とりあえず棚に上げる、からはじまって、謙虚に笑うところとか、あーもう!と言いたくなるし、そんな彼女だからこそ最後の加賀さんのあの吐露を引き出せたんだろうなというのがとてもよく伝わってきて。最後の加賀さんの良い性格っぷりにこのふたりならきっと仲良くいけるに違いないという確証も持てて。よかったです。

・これがホントの決戦前夜!?(ろざらしさん)
現パロ学パロ。瑞鶴がものすごくワンコ的懐き方をしている好感度MAXの後輩で可愛い可愛いとにやにやしていたらその後の加賀さんにやられました。身代わりの彼氏役として瑞鶴を召喚したはずが、あっという間に陥落していく様が……とてもかわいかった……そして瑞鶴はちゃんと格好良かった……要所要所を抑えつつ、自分の欲求もきちんと口にして、けれど加賀さんが承諾を得られる範囲内でちゃんと収めるとか……これは落ちるわ……最後の最後で、加賀さんをついに追いかけさせる側にするところまで含めて完璧ですね…… 瑞鶴の思いやりと立ち上る甘さをひたすらに堪能できたデートでした。