日記

いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 本家は二次創作サイト。

18-09

同人誌感想につき折り畳み。

作者様、苦情等ありましたら対応いたしますのでご連絡ください。

 

 

霧信号の鳴る方へ(鮭田まもしろうさん)
練度上限がみえてきた朧が先のことを考える話。ケッコン済で艦隊トップで、その上で「もうこれ以上強くはなれないかもしれない」と吐露してくれて、そこからのアドバイスと答えの見つけ方がたまらなく好き。信頼できる仲間がいて、新しい風が吹いて、積み上げた実績があって、というのが、これだけのページにぎゅっと詰め込まれてるからこそ語られすぎずに、ただ示される、それが本当格好いいのです。いいなあいい鎮守府だなあ……「あたしそういうの向いてるんです たぶん」にぐっと来てしまった……本当、この人の朧ちゃん大好き……

恋よりも深く、どこまでも(夜さん)
「戦後」の瑞加賀小説本。2017年で一番結末に呆然とさせられた同人誌……いまもパッととってあの情景が一瞬で想起される程度には……ものすごくよかった、ことに間違いは無いんですが、納得もするしうまいなあとも思うんですが、でもさああああああ と思わず叫びたくなる、あの。「私たちが愛し合ったことを知る人は限られているし、それを知る人は数十年のうちにいなくなる。それでいい」なのが もう ほんとう 
さておき本編の大筋ではただ穏やかに、幸せな日々を過ごし、定められた結末までを幸福で埋めつくそうとしているふたりが、過去の記憶とともに流れていき。お約束の四日目ににやにやしていたら五日目の赤翔、というか翔鶴さんの終わり方がドツボで死ぬかと思わされました。あのシーンがこの本の中では一番好き……とても強い精神をもって、ああいうことを全うするひとというのに心底弱い……

花鳥航月(合同誌)
正規空母合同誌。鳥合同、らしいです。
れぇさん:一二五航戦それぞれでカラーイラスト。ひたすらに格好良く、こちらをちらとも向いてくれないまっすぐさ、強さ、各々の矜持の在り方、とても良い。そうでしかあれない一航戦、そうありたい五航戦、こうだけど何か問題あるの?な二航戦、というのは妄想ですがどれも好き。とても。
しめぎさん:相変わらず幼く純粋なひとときの描き方が絶妙過ぎて堪能していたらラスト3ページの鮮やかさにやられました。こういう格好良さに弱い……とても好きです。あ、Grafと提督の話です。
小うどんさん:おおとり、とかいうと怒られるでしょうか。満を持して、大鳳の話。「最後は加賀だ」で抉ってきておいて、あの大佐の、あのページですよ……! ただ信じている、が故に落ち着いている、この貫録でこの差し込まれ方……ご馳走様でした。