日記

いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 本家は二次創作サイト。

読書メモ(274)

◇ lenyaのバインダー
期間 : 2017年5月22日 ~ 2017年5月28日
読了数 : 8 冊

どこかのWeb媒体でやっていた、綿矢りさ金原ひとみの対談エッセイ(作家論と見せかけて子育て談義)が、とても好きだったなあ……と不意に思い出したのでメモ。いつかどちらかのエッセイにでも入ってくれないかな……色々あったけれど大人になって、変わったけれど大仰なものではなくて、っていう雰囲気が。本当によかった。

 

■十字路が見える (新潮文庫)北方 謙三 / 新潮社 (2016-12-23)
著者好きの友人宅で飲んだくれた副産物。
生きざまとしてまで、ここまで貫かれるともう格好いいと白旗上げるしかないですね。ハードボイルド。すごい。そりゃてらいなく「性欲は困るかもしれん」とか言えちゃうわ。
エピソードとして残ってるのは献杯は1杯で良い、とか、3日目で免停とかの方ですが料理や運動……を遥かに超えた生活面もとてもよかった。帯にあった新刊、たぶん続刊だろうからまた数年後に文庫化して(そして友人が買って)くれないかなー。

シュトヘル 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)伊藤 悠 / 小学館 (2010-07-30)
西夏と文字と転生と。……ショタとか姉御とかな要素も好きですが……
……あー……ここで繋がっちゃうの……歌ってくれ、の余韻が個人的にはもうちょっと……

妹さえいればいい。 7 (ガガガ文庫)平坂 読 / 小学館 (2017-05-18)
例の名言(させっくす!)に違わぬいちゃ甘な前半と一挙にシリアス堕ちした後半。主人公組が本編のうちにくっついてここまでやってくれる(くっついた後も書いてくれる!)ってのは大歓迎だし2回目の日とかだいぶ笑いましたが裏でしれっと進行する振られ組の対比が地味にだいぶえぐい……ような……どっちも良い子だからこそ、良い子になりきれなくなった方が先に得しそうってのがまた……
あ、百合といったら怒られますが若干片方から矢印出てる気はする女子同士肉体関係ターンもあります。後半。って一応報告しておきますね。

■Only Sense Online 12 ‐オンリーセンス・オンライン‐ (ファンタジア文庫)アロハ 座長 / KADOKAWA (2017-05-20)
生産職のターン! あとマギさんのターン……!!
後味悪いというか、達成感???みたいなところはありましたが、マギさん巻だったのでそれだけでもう……ちゃんと男の子してる赤面とか……だいぶ可愛かったので……

■北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし (宝島社文庫)江本 マシメサ / 宝島社 (2017-05-09)
なろう系は(試し読みでよっぽど苦手な部類でなければ)基本的に文庫化したら突撃していく心算。……アルファライト系は早速追い切れていませんが。後、このラノじゃなく宝島社文庫からなんだ……?
最初ロシアとベラルーシ辺りの話かとなぜか勝手に思っていましたが、これ、フィンランドデンマーク?とドイツですね。っていうかそもそもタイトルに北欧貴族って書いてあるじゃねえかお前。
こういう自給自足の生活模様っていうのを読むのが大好きな上、根底に恋愛劇があり、しかも天然な青年と勇ましい女性って組み合わせっていう……そりゃ好きだよっていう……とてもよかったです。日常は淡々と紡がれ、ややもすると起伏にかける(盛り上がるべきところもさらっと過ぎていく)のはちょっと惜しいなあと思いましたがこれはこれで。あと試し読みからそのまま勢いで読んだWeb版からだいぶ読みやすくなってたので……もうここまで改稿してくれていれば十分だよ……状態……でした。次巻も楽しみです。