読書メモ。
シリーズ物は圧縮計画を水面下で進行中。
『戦争と平和』吉本隆明(単行本/エッセイ/講壇録)
読書メーターに登録されていませんでした。
「リコール権、今よりはマシになるかもしれないが正直」「時間としてのアジアは既に死んでいる」とか、メモが残ってましたが今見てもさっぱりです。当時はいつかレポートのネタに使おうと思ってたんだろうな。
『ヴァイオリニストの音楽案内 クラシック名曲50選』高嶋ちさ子(新書)
絵文字が普通に挿入されてるような案内書ですが、畑違いの話を気軽にしてくれるのは有り難い。
弦楽器と木管が好きです。いつかいつか詐欺でもう何年も経つのでいい加減足を踏み入れたい。
『木のことば 森のことば』高田宏(新書)
このレーベルはさっくり読めるから素晴らしいですね。源氏物語蘊蓄本や歴史家たちのネタ集に引き続きさっくりと読書欲満足。
自然物好きです。全体を通じてエッセイぽくもあったので更に自分好み。
『歩兵の本領』浅田次郎(文庫/短編集/自衛隊)
あれ? 昔読んだ?
と2/3くらい読んでから思う。どういうことなの……。
久しぶりに江國香織ワールド。
未読なのもまだいくつかあるんですけどね……やっぱりもったいないとか思ってしまうんですよね……。既刊制覇ができる日は来ないんだろうなあ。
相変わらずの雰囲気を堪能。今回の空気は原色寄りで、超常現象的展開はちょっと意外な色づけでした。ラストの放り出し方には乾杯。
『バルタザールの遍歴』佐藤亜紀(文庫/小説/近代ドイツ)
どこかで聞いたことがあるタイトル……と思ったらバルビタールでした……。春紫苑書いたときの資料で見たんだなきっと。
とある兄弟の耽美な世界……を期待してましたがひたすら奈落に突き進む話でした。救いとか欠片もなかった。でも耽美といえば耽美かもしれない。
『書店員の恋』梅田みか(単行本/恋愛小説)
筆者は何処かの世界で有名らしいですがよく知りません。
本屋・図書館物ブームでした、の一冊。恋愛面は彼氏側も彼女側もどっちもどっちでひどかった印象。誠実さは大切だと思うのですよ。