せーよー
いつぞやの続きですが、わからなくても全く問題はないいつものぐだぐだいちゃいちゃ。
いい加減このシチュエーション書きすぎである。でも好きなんだよー。
「笑ってるでしょ」
「うん、笑ってる」
結局許してしまう私を、いつものように抱え込んだ聖は鼻歌まで歌ってる。
「……馬鹿にして」
「違うよ、蓉子が可愛いから」
「聖はそればっかり」
「本音だもん」
「にやけないでよ」
「蓉子が可愛いから仕方ないのです」
「仕方なくないわよ」
眉を寄せた私に眉を下げる。
腹の立つにやけ顔はそのまま。これ以上近づきようがないのに近づいて。
「ほら、機嫌戻して」
ちゅう、とさっきの歯形の上で音がする。
濡れた音はわざと立てただけ、これ以上痕をつけたらどうなるか、聖はちゃんとわかってる。
「いー匂い」
「遅いのよ、」
馬鹿。という悪態は呆気なく飲まれて消えてしまった。