4回連続で
読書メモ。
もアリだなーとは思いましたが。拍手没話です。
飲み込んだ鉛玉は重かった。
実はそこまでそういうことが好きなわけじゃない。かたちばかりの抵抗は忘れないまま、きれいに染まって行く蓉子の本音が、いつもより近くわかりやすくあるという喜びのためという面がかなりあったりするし。性欲よりは独占欲や庇護感を満たすためとさえ言えるかもしれない。彼女の腕はいつも優しい。立てられる爪は私の欲望を滲ませて、紅い舌がやがてそれを癒す。
彼女をだきながら彼女にいだかれているだけで、本当は、いっぱいに満たされてしまう。
だけど、と続くサガが、私を。