読書メモ。
BLとか百合とか混在してます。
『銃とチョコレート』乙一(単行本/児童書/ミステリ)
ぱたぱたとひっくり返りっぱなしのあれこれ。ある種のお約束たちのはずなのに幼少時に読んだら絶対トラウマになれる展開は流石の乙一。
『盗神伝 2』M.W.ターナー/金原瑞人・宮坂宏美(単行本/児童書)
盗人(主人公かつ少年)の虐められぶりが半端ない児童書ですねwタザリアを思い浮かべた……のはやっぱりどっちも四肢の一部切断だからかなあ……。
昔はこういうグロ描写好きだったろうなーと考えるとやっぱり正しい児童書の姿なのだろうか(笑)。
『伯林臘人形館』皆川博子(単行本)
オタク思考的にはマティアス・マイの章が一番好きです。彼の影だと嘯きながら、破滅へと突き落として自分も一緒に堕ちる偽善。同性への一方的盲目依存愛。素晴らしい(笑)。
キャラとしてはツェツィリエかなあ。真っ黒な黒幕、奔放でありながら、どこか不自由で縛られててどこまでも女で。登場人物たちを自ら貼った網の上で絡めとりながら、自分もその住処から出ることはできない蜘蛛というか。網を痛めてもいる、腐敗してゆく餌(つまり、彼)を食らうことも棄てることも出来ないところとか。
『鋼鉄の白兎騎士団 1』舞阪洸(ラノベ/中世ファンタジー/百合要素有)
あざといけど乗せられてしまう。うん麗しい少女だらけの騎士団って素敵だよね!
擬似バトルや仮想ゲームや、は勿論好物なのでおいしく頂きました入隊試験。今のところ主従と友情がメインですがBL畑出身としては……ね!
『蒼海ガールズ!』白鳥士郎(ラノベ/ファンタジー/ラブコメ)
全3巻。最初から最後まで自重しない変態のパレード(笑)。
だいたい男の娘。あと百合。総じて変態。そんな帆船ラブコメ。どったばた。
『やってきたよ、ドルイドさん! 2』志端祐(ラノベ/ラブコメ/百合)
すっかり百合まっしぐらになっているんですが……えぇ?
しかしコメディ部分も相変わらず飛ばしていてちっとも和めない(笑)。
『夢は楽しく見たいです』清水文化(ラノベ/ファンタジー/百合要素有)
他所さまの百合紹介より。
とはいえラノベにしては随分前の作品なので、今となってはゆるい空気百合、くらいかな? ちまちましたお遊戯会を見てるような気分でした。これはこれで。
『マージナル・ブルー 空曜日の神様』水落晴美(ラノベ/学園異能バトル)
主従というか因縁依存百合ですが、片割れが男女恋愛エンドーとかそういうの大丈夫な人向けですね。私はこの依存ぶりだけで幸せでしたが。伝奇要素含め。
黒幕や展開は私でもわかったレベルなので、色々割りきって楽しめる人はどうぞ(笑)。
『三日月、朔月、十三夜。』テクノサマタ(少女漫画/短編集)
AIで近未来は恐らくBLなんだろうけど、主人公が中性にしか見えないので素直に人外ラブを楽しみました。SF?
そして「りんごちゃん」2編は恐らく百合です。女の子同士のいちゃいちゃ未満だけど甘酸っぱい。ページ数少ないのでこれのために……とは言えませんがテクノサマタさん好きーには大変良いご褒美でした。