読書メモ。
どうしよう さきがみえない
『サンタのおばさん』東野圭吾/杉田比呂美(絵本)
人種とか性差とかいった類のアイロニー。
すっきりまとめられたおとなの絵本でした。東野圭吾こういうのも書けるんだーミステリ以外も実は結構書いてたりするのかな。探してみよう。
マリアばあちゃんと飼い猫ジュゼッペと美術館にあるモランディの絵の話。非現実の溶かし具合が気持ち良かったです。ジュゼッペのものの考え方とか。
表紙と奥付で点の数が違うのですが気にしたらきっと負けですね。
シビアな現実に混ざる過去の人たちが生別死別問わずに異物として現れてはかどわかし。
『桃の花』立松和平/山中桃子(絵本)
父娘の合作。病床の母の臨終に見合う回想がつらつらと。
設定は原作者たちとは男女反転。であることについて多少思考遊びしましたがしょうもない着地点に落ち着いてしまったため略。
『麦の王様』立原えりか/宮司信吾(絵本)
大型本にするか迷った程度には分量があります。童話作家志望の女の子の自分探しとボーイミーツガールin広島。受賞コメントに対する母親の解釈が良かったなあ。
『ターゴの涙』早坂真紀/大庭賢哉(絵本)
ハートフルな犬の話ひとつめ。
忠犬のシリアスバッドエンド。スケッチ風な絵に弱いんですよ。
『コロの笑顔』早坂真紀/大庭賢哉(絵本)
ハートフルな犬の話ふたつめ。発売順としてはこっちの方が先らしいですが読んだ順でメモ。
『大地からの祈り 知覧特攻基地』植村紀子(絵本)
水彩が好み過ぎる。
擬人化無生物視点なのに物凄く読みやすかったです。
ハッピーエンド万歳。
『あゆみといっちゃんのジングルベル』小原美智子/ふりやかよこ(絵本)
自閉症がテーマ。
柔軟、というか、度量の大きな人にはとても憧れるといいますか、二次元の趣味だと結構あからさまにそれが出ます。今日は綺麗な読書メモだから言及しませんが!w
『夕ばえの唄』もがみせつこ/小坂茂(絵本)
モノクロ好きーです。水彩も水墨も版画も好きです。
善人が報われる夢物語も勿論好きです。(途中の苦難地獄も楽しんでるくせにとか言わないそこ!)
『マジョモリ』梨木香歩/早川司寿乃(絵本)
随所でにやっと笑えるのが良いよね。
こっちだけがわかってる安心感と優位性を楽しむのも絵本の醍醐味。
『ワニ』梨木香歩/出久根育(絵本)
ジャングルの憂鬱/草原の無関心。
つまりは因果応報。
『ペンキや』梨木香歩/出久根育(絵本)
『ミサコの被爆ピアノ』松谷みよ子/木内達朗(絵本)
密かに松谷みよ子行脚中。
細菌隊のあれは子どもながらに大変トラウマであります……。
『はまゆり写真機店』茂市久美子/こみねゆら(絵本)
『夢のつづき』那須田淳/かるべめぐみ(絵本)
……信じられるか……? 絵本だけでまだもう一回分あるんだぜ……? 児童書コーナーってついふらふら入っちゃうし、一回入るとぐるっと回りたくなりませんか……? ……なりませんか。コメント無いものがあるのは、その、すみません。私の最新の読書動向……(どこに需要があるのかさっぱりわからない……)は実は読書メーターでわかったりします。まんま「レンヤ」がユーザー名です。一応今度PC開いた時にでもリンク張っておきますね。