日記

いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 本家は二次創作サイト。

読書メモ。

最近漫画を読む気力がない……。文字の羅列より絵の連続を追う方がよほど疲れると思うのですが中々賛同を得られません。

『ほたる館物語 1』あさのあつこ(文庫/児童書/デビュー作)

小さい頃読んだかと思ってましたが純粋に初見な模様。マジか。

こういうまっすぐさには物凄く憧れます。所詮ファンタジーとは言いきれない辺りがうまいと思う。

『ほたる館物語 2 ゆうれい君と一子』

ヒーロー?役登場。あさのさんって線の細い男の子好きだよなーと思いましたが単に私が留衣を偏愛しているだけのような気もしてきました。

正直がいつも正しいわけはないけど、そういう風にしか生きられないのはこどもだって変わらなくて。

『ほたる館物語 3 一子が知った秘密』

市役所の話にはぐっさり来るしかない。成長してから読むと刺さるってこういうことを言うのね……。

決まってしまったことを覆すことはできない。……本当に?

『新ほたる館物語』

完結編。前三作からは相当時を置いて出版された模様。確かに雰囲気が何処となく丸いです(笑)。

あれ? 役場の話はこっちだったかな?

『コイするヒト』前川麻子(文庫/児童書/オムニバス)

初出がケータイ小説だとかこれが児童書レーベルだとか嘘だろ……? と作者来歴見たら結構経験豊富な方でした。うまい人がやるとこんな風に軽快な言葉回しでテンポよく、となるのか。オムニバスでしたが重なり自体はさらっとしていました。道ですれ違ったり別視点だったり。

中学男子×女子高生の純情盛り合わせやなんかもすごく良かったですが不器用三十路カップル未満や元不倫夫婦寝取られ男添えの方が好きな辺り何か……最近何かあれですね。指事語乱れ撃ち。

『海へ向かう』前川麻子(文庫/児童書/オムニバス)

最後の「彼女を思い出す」が、明らかに昔読んだことがあったのですが読んでる最中は思い出せず。後から初出を見て納得。うんあのアンソロは確かに読んだわ。今回は連作として当時の話、も読んでいるからか昔以上にぐっさり来てました。謝らせて欲しいなんてエゴの塊以外の何物でもない。

あ、そういえば三つ目の「ウクレレを弾く」に百合要素が微妙にありました。好きな人はおお、と思う、程度ですが少なくとも彼女のファーストキスは憧れの年上のお姉さんです。「初恋は、足下の泥に溶けたアイスでした。」とか、凄い回顧だと思いますが現在は妻子持ちと不倫な展開なので百合的におすすめはできません。私的には大好物ですけどねー。拒絶の仕方とかね。

……やっぱり児童書っぽくないよな、この人(笑)。