8月下半期/9月上半期
一日で読み切りました『シャングリ・ラ』。別の言い方をすれば一日中読んでいたともいいます。読書で授業潰したのは戯言シリーズ以来ですかね。あ、意外と間隔狭いな。
まあ何はともあれ読みましたよ。電車乗り過ごしてでもやりましたよ。途中の涼子と小夜子が少しだけ江利子と蓉子に見えた私は相当きてると思います。まあやっぱり全然違ったのですけれど、ね。美邦(漢字違うかも)がなんだか好きでした。途中から。小夜子も中々。つまり無心で不器用な人々が好きなんでしょうね。全体としては矢張り日本沈没アナザーパターンみたいな感じですか。ファンタジー入ってますが。ええ、面白かったです。
ついでなので1ヶ月分載せておきます読書メモ。あくまで独りよがりなブツですが(苦笑)。
友人の布教
『夜魔』甲田学人
あの、硝子に手の跡っていうのが、駄目だと思いました。ていうよりそもそも硝子に云々って言うのが無理なのかもしれません。グロいとは特に思いませんでしたがそこだけは怖いと思いました。グリムⅡもでしたが。何故。
『ルナティック・ラヴ 臥し待ちの月』藤堂夏央
人の私物をパラパラ捲っていたらあげると言われ貰ってしまったのですがどうしたものか(笑)。内容はここで書くことではない気が激しくするので割愛。
『ニンギョウがニンギョウ』西尾維新
読み切りましたー……!という無駄な達成感にあふれています(笑)。他の感想を捻りだそうと思っても中々出ては来ないのですけれど。言葉遊びの仕方は好きです。一度波長が合ってしまえば一気に流せる。(流すのかよ。)
あれ、世間一般の方々の云われているフラグ立たなかった、のですが……?私枯れてしまいました?そんな馬鹿な。映画も観なければ駄目でしたか。もう終わってますよorz
RPG好きですので非常に楽しんで読んでました。途中でふと気づいたのは「あ、守り人の世界に似てる」ということ。なんとなくですが。
図書館
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』山田真哉
女子大生会計士の事件簿…でしたっけ?(うろ覚え)あれは私2巻でストップしてますがそれとは比べものにならない程面白かったです。どちらも好きですよ、比較の問題です。分かり易いってこういう文章を云うんだろうなあ。養老孟司みたいな説得力。在庫にも維持費がかかる、っていうのには一番ガツンとやられた気がします。室内大掃除のきっかけ、だったりも。
『被爆のマリア』田口ランディ
作家の話が印象に残っています。ひとつの話がある人の人生とか、そこまでにはいかないにしろ様々なものを覆してしまうということは多々あることでしょう。少しだけ羨ましい。羨んでなるものでもないでしょうが。
広島には何度か行きましたが長崎って行ったこと無いのですよね。いつか行ってみたいなあ。被爆者が未だ地球上に存在するうちに。
余談ですが戦争論や平和論は、口に出した時点でどこか陳腐さを伴ってしまう気がするので語るのは余り好きでは有りません。私は。
手軽に読めて良かったです。結構にシリアスなのにさらさらと進んでいく。仲良しだった子たちはいつまでも気の置けない仲でいて欲しいものです。
コラム欄のようなスペースを、私は最後にまとめて読んでしまったのですが、これを本来の順番通りに読んでいたら感想も少しだけ違うものになるかもしれないな、と思いました。
購入
『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』
昔同名のサイト(いやこちらが本家でしょうが)の大ファンだったのです。一目惚れとは少し違うような気もしますが同じようなものかな……。何だか皆好きでした。藻屑も主人公も兄も。何かに懸命な子供って愛おしいと思うのです。無力な子供は最後まで変わらないのに、それでも必死でいて。それがその分最後の淋しさに繋がっていって。
藻屑のキャラ、私のタイプからは明らかに外れているのに無性に愛しいのは主人公に思った以上に移入してしまったからかもしれません。